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ホーリーバジル、サンスクリット語ではトゥルシー、和名はカミメボウキ(神目箒)、タイではガパオといわれているこちらのハーブ。

多くの薬効を持つ、アーユルヴェーダの代表的な薬草です。

神話の世界ともつながっており、ホーリーバジルの生える家には、病が寄り付かないと言われているようで、インドでは各家庭で栽培されているそうです。

そのため、私も、食べたいし、育てたい!と思い、気になって探していたら、

お友だちが「仕入れ先にあったよー」と買ってきてくれて、手に入れることができました。

ホーリーバジル

ホーリーバジルはシソ科の植物ですが、以下のようにいろんな種類があるようで。

さて、うちの子はどれなのかな・・・。

・「ラマ・トゥルシー(ラクシュミトゥルシー)」:
緑の葉に紫の花をつけ、80㎝くらいまで成長する。葉が緑色で、クリシュナ・トゥルシーよりも生長が早い。淡い緑色の葉のため「白トゥルシー」とも呼ばれるが、暗めの緑色の葉のものある。
・「ヴァナ・トゥルシー」:
緑の濃い葉で、白い花が咲く。「野生のバジル」という意味で、香りが強く、毒素を中和する効能が高いと言われている。ほろ苦いスパイシーな香りとピリッとする味。
・「クリシュナ・トゥルシー」:
全体的に赤紫色をしていて、150㎝くらいまで成長する。成長につれて葉や茎、花ともに赤黒っぽい紫色になるのが特徴。ホーリーバジルの中でも、一番薬効が高いとされている。葉が紫色になるのは約60%とも言われ、紫にならない場合もある。
・「カプーア・トゥルシー」:
グリーンホーリーバジルとも呼ばれる。北アフリカ原産。茎と葉の裏に細かい毛がついているのが特徴で、とても甘い香りで、味はミントのような爽快感にちょっとピリッとした刺激もある。
・「オーヤ・トゥルシー」:
日本ホーリーバジル協会・初代理事長、大矢泰司氏がダライラマから種子をいただき、生み出した品種。葉の裏が紫色、スパイシーな香りで味もエスニックという特徴を持つ。苗としては流通していないかも。

と、少し調べてみましたが、他にもいろいろあるようで・・・

植物は奥が深いですね。

札には、ピンクの花もかわいいと書かれているので、お花を咲かせるのも楽しいかもしれませんが、

葉っぱを増やすために、摘心して、まずはお茶にしていただきました。

お茶は、クセのない飲みやすいお味で、ゴクゴク飲んじゃいました。

生の葉っぱは、少しミントに似たお味だったので、ミネラルウォーターに浮かべてみたら、涼しげに。

ホーリーバジルは、メディカルハーブであり、アーユルヴェーダでは、最も崇高なハーブの一つとされているのだそう。

そこで、資料を見てみると、ホーリーバジルには、こんなにたくさんの効能が書かれていました。

①精神疾患や躁鬱、統合失調症、高血圧、心疾患といった中枢神経障害を鎮静させる。
②抗ストレス作用があり、免疫機能を向上させる。
③筋肉疲労などに対して、抗疲労、スタミナ増進に働く。
④交感神経の興奮に対して、血圧や脈拍を低下させる。
⑤神経性下痢や過敏性腸症候群などに対して、腸蠕動の亢進を抑制する。
⑥抗凝固・抗血栓作用、抗高脂血症作用がある。
⑦抗炎症、鎮痛作用がある。
⑧消化や解毒、浄化作用があり、呼吸器系にも良い。
⑨抗酸化作用があるため、細胞障害を抑制する。
⑩抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用がある。
⑪抗放射線障害、抗ガン・抗悪性腫瘍作用がある。
⑫抗汚染作用、低酸素状態での生存延長作用を有する。

とまで書かれていました。(凄!)

また、ホーリーバジルの葉っぱのジュースには、発汗作用解熱作用活性化作用抗菌作用去痰作用があることから、カパやヴァータの増悪に良いとも。

実際には、こんな風に用いるように書かれていました。↓

1.インフルエンザには、200mlのお湯で15枚程度の葉を水分が半量になるまで煎じ、少し塩をかけて温かい状態で2~3回/日飲む。

2.咳や風邪、咽頭痛、体の痛みには、お湯に11枚の葉と黒コショウ1粒、ショウガと塩を少々を混ぜて煮詰め、3回/日内服する。

3.喘息には、葉っぱのジュースにはちみつを入れて、3~4回/日内服する。

このように、食べるにしても、飲むにしても、葉っぱがたくさん必要ですね。

大事に育てていろいろ試してみようと思います。

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダはサンスクリット語で「生命の科学」とか「生命の知識」と訳される、インド発祥の世界最古の伝統医学です。インドの伝統医学というと難しそうに思われるし、インドとか遠い国の人たちのものでしょう?と思われるかもしれませんが、私たち日本人にも通じるものがあり、実際にできることがたくさんあります。
アーユルヴェーダの本格的な治療は、専門の施設でなければ受けられませんが、アビヤンガやシロダーラなどは聞いたことがある、やったことがあるという方もいらっしゃると思います。
アーユルヴェーダの目的は、与えられた寿命を最大限に活かして幸福になることです。アーユルヴェーダは健幸に生きるための生活の智慧なので、誰かに何かをしてもらわなければならないものばかりではありません。各自でできることがたくさんあるので、ぜひアーユルヴェーダ健幸法をご自身のライフスタイルに取り入れて、肉体的にも精神的にも健幸になっていただきたいです。
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