ピッタ性更年期には、どのようなことが勧められているのでしょうか。
ピッタには、「熱」や「鋭さ」といった性質があります。
更年期症状としてよく知られている、ホットフラッシュや、イライラなどは、まさにピッタ性の更年期症状といえます。
そして、この症状にお勧めのスパイスが、「サフラン」だと言われています。
サフランって高価だし、あまり馴染みがないのですが、クロッカスの一種なんですね。
かわいらしいお花ですね~。
ちなみに、スパイスとして使われているのは、めしべ(赤い部分)のみだそうです。
3つに枝分かれしている赤いめしべを一つ一つ手作業で抜き取って、作られるそうです。
高価なのも納得。
サフランは、世界一高価なスパイスと言われているようですね。
メーカーによって異なりますが、1ℊで1,000円前後でしょうか。
私は、サフランライスくらいしか思いつきませんが、ピッタ性更年期症状が気になる方は、是非サフランを取り入れてみてください。
また、ピッタ性更年期症状には、目から幸せを取り入れることも勧められています。
ですので、それこそ、かわいいサフランの花を眺めるも良いですし、好きなものやかわいいと感じるものを置いて愛でるのもお勧めです。
好きな絵画を鑑賞したり、幸せなものを見たり。
こういったことは、気持ちを穏やかにもしてくれるので、症状の緩和につながりますよね。
逆に、怖いニュースや過激な映像などは避けるようにしてくださいね。
また、熱いものや酸味、塩味、辛味といった刺激の強いものの摂取も控えるようにしましょう。
※尚、サフランには、子宮収縮作用や通経作用があるため、妊婦さんはご注意ください。
また、妊婦さんでなくても、5ℊ/日を超える多量摂取は、嘔吐や出血などの副作用が出ると言われています。多量摂取は避け、1.5ℊ/日未満にしましょう。
更年期については、よかったらこちらもご覧ください。
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダはサンスクリット語で「生命の科学」とか「生命の知識」と訳される、インド発祥の世界最古の伝統医学です。インドの伝統医学というと難しそうに思われるし、インドとか遠い国の人たちのものでしょう?と思われるかもしれませんが、私たち日本人にも通じるものがあり、実際にできることがたくさんあります。
アーユルヴェーダの本格的な治療は、専門の施設でなければ受けられませんが、アビヤンガやシロダーラなどは聞いたことがある、やったことがあるという方もいらっしゃると思います。
アーユルヴェーダの目的は、与えられた寿命を最大限に活かして幸福になることです。アーユルヴェーダは健幸に生きるための生活の智慧なので、誰かに何かをしてもらわなければならないものばかりではありません。各自でできることがたくさんあるので、ぜひアーユルヴェーダ健幸法をご自身のライフスタイルに取り入れて、肉体的にも精神的にも健幸になっていただきたいです。